【送料無料】茶と日本人 二つの茶文化とこの国のかたち/佃一輝
著者佃一輝(著)出版社世界文化社発行日2022年03月ISBN9784418223046ページ数286Pキーワードちやとにほんじんふたつのちやぶんかと チヤトニホンジンフタツノチヤブンカト つくだ いつき ツクダ イツキ9784418223046内容紹介「茶」をとおして日本人の思考法に迫る、ユニークな日本文化論●本書は、外国の先進文化である「茶文化」を日本人がどのように受容してきたのか、 その歩みを跡づけることで日本文化の深層に迫るユニークな試論です。
●全編を通じて繰り返されるキーワードは「異国ぶり」と「国ぶり」。
最初に中国から移植された「茶」はグローバリズムの象徴であり、 まさに「異国ぶり」そのものでした。
やがて日本人の アイデンティティを自覚する「国ぶり」=「侘び茶」が成立しますが、 その後ふたたびグローバリズムとしての「文人茶」が登場します。
●今日に至るまで「国ぶり」と「異国ぶり」は日本人の思考法の二大潮流であり、 そのせめぎ合いこそが日本人を形づくっているとさえ言えます。
本書は、先進文化の受容と相克を経て独自の文化を醸成させてきた、 この国の人々の心の物語でもあります。
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目次第1章 「国ぶり」と「異国ぶり」—せめぎ合う二つの魂(茶は「異文化」をまとう/いろいろな茶、それぞれの文化 ほか)/第2章 茶の一二〇〇年—喫茶文化の変遷をたどる(平安時代 それは「文会」の宴から始まった/鎌倉から室町へ 闘茶・自由狼藉の世界 ほか)/第3章 侘び茶の「茶事」と文人茶の「文会」—「聖性の希求」か「情の発露」か(露地の方向性⇔園林の無方向性/初炭と懐石⇔茶席と〓席 ほか)/第4章 「同じ」茶道と「異なる」文人茶—「型物の茶」か「自娯の茶」か(茶道の成立と「国ぶり」「異国ぶり」/「同じ」への指向と「型物」の茶文化 ほか)
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